8月21日にノーモアヒバクシャ会館を訪れました。

子どもたちの中には、切符を買ったり、JRに乗ることも初めてという人たちもいたので、最初は少し緊張気味でした。

施設に着いてお昼を食べてからは、被爆者の方からのお話を伺い、DVDを見ました。自分とあまり年齢の変わらない時に被爆した方の体験談や被爆したの思いが収録された映像は、子どもたちに少しばかり衝撃を与えたようです。

その後、展示品を一つ一つ見ていきます。被爆して、ひどいやけどを負った人たちの写真、熱で曲がった瓶や陶器…。ちなみに、子どもたちが一番集まっていたのは、「もし札幌に原爆がおちたら」という展示。道庁を起点とした場合の図を見て、「僕はここに住んでるから…、もう爆破されてるな…。」「私の家はギリギリかな…。でも札幌はほとんどぼろぼろだね。」「こんなに大きな煙が上がるんだ。」といろんな話し声が聞こえてきました。

一通り見学を終え、皆で感想を書く時間。皆静かに書きたいことをたくさん書いていました。

戦争、原爆の歴史は目を背けたくなるような凄惨なものです。しかし、その歴史を覚え、次の世代に伝えていくことで戦争を繰り返すことがないようにする。今回の訪問はその一助になったのではないでしょうか。

子どもたちはショックを覚えたかもしれませんが、今回のことを通して子どもたちの中に何か少しでも残ってくれたなら幸いです。

なお、こちらには子どもたちの感想を掲載します。